文芸– category –
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幼い時に見た「あの世の景色」に年老いて気付くもの
もう半世紀も前の事になる。今はもう存在していない航路であるが、神戸から舟に乗り明朝に四国の徳島県と高知県の境にある甲浦というところの岸壁に到着する。海と山が岸壁に迫り不気味な静けさの存在感は時を超えて未だに自らに迫って来るのだ。それはま... -
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さくら 桜 サクラ ねがはくは花のもとにて春死なむ 西行法師
ねがはくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ西行法師この歌を知ったのは、村上もとかの漫画「龍-RON-」であり、何故かそのマンガを読んだ時の印象が忘れられないでいる。花とはもちろん桜である。漫画の中では主人公が師と仰ぐ剣道の先生(戦前に... -
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城山から見える景色 山と川と海の青く霞む世界の中で
西には城山の下を流れる佐喜浜川の源流の彼方に四国の深い山々が青く霞んで見えた。東には南北に延びる海岸線と遍路道である海沿いの道が見えた。海は目が覚めるような青さで白い雲の彼方に遥か水平線が見えた。そして、その南北の曲りくねった美しい海岸... -
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ブログ とは何か ブログの本質はアバターか?
人が永遠の命を持つ可能性があるという。人が永遠に生きるかもしれないというテーマである。その為の方法が三つあって、その一つがアバターである。つまり自分という存在の代身となるキャラクターの事である。ブログとはアバターへの一歩ではないかと考え... -
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渡辺和子 大きな文字で読みやすい 置かれた場所で咲きなさい
置かれた場所で咲きなさい [単行本(ソフトカバー)]渡辺 和子幻冬舎2012-04-25大きな文字で読みやすい 置かれた場所で咲きなさい [単行本]渡辺 和子幻冬舎2017-09-072016年12月30日に渡辺和子さんは膵臓癌で89歳の生涯を閉じられました。彼女の2012年に出... -
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博士の愛した数式
この作品を読まないのはジブリの作品を見ないで生きているようなものである。無条件で名作だと思った。テレビで映画を見てから作品を読んでみようと思った。 数学という学問の持つ深遠をかいま見せながら、90分しか記憶が持たないという特異な設定。その... -
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オープンソースを目指す
でも何故なんだ 君のコートが 僕がパソコンの作業場所の右上にあって 最後に仕事場で言葉を交わしたのが 僕であった事 データ復元の話を言った時に 「あっていないデータが結構あるんですね」 と言っていた 「どうですか?」と何度も君は気をかけてくれた... -
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また何時か会おうね
突然の死 君は逝ってしまった 死ぬ予定なんかなかったのに どのように受け入れたら良いのか それはきっと 君も同じなんだろう 28歳なんて 僕が今の仕事を始めた歳じゃないか 最後に一緒にやった仕事 データ復元の 最後の確認をやって欲しかったな みんな... -
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芸術は時に宗教のように深い
遠くで汽笛を聞きながら 歌 : アリス 詞 : 谷村新司 曲 : 堀内孝雄 悩みつづけた日々が まるで嘘のように 忘れられる時が 来るまで心を 閉じたまま 暮らしてゆこう 遠くで汽笛を聞きながら 何もいいことがなかった この街で 俺を見捨てた人を 恨ん... -
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「ワンピース」と「雪の女王」
日曜日の7時から8時にアニメを見るのが楽しみだ。「ワンピース」と「雪の女王」だ。何に惹かれているのであろうか。特に「雪の女王」が良い。アンデルセンの原作も一度読んでみようかと思う。「ワンピース」の方は息子に借りればマンガ本が読めるだろう...
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