前日の酷い雨。風邪気味の体。練習不足。出ようかどうしようかと悩む。しかし、一応出ると決めたんで雨の中でも走るのを考えてカッパを買う。
当日朝早く起きると、酷い雨。傘をさして早朝AM6:30過ぎに家を出る。駅の近くにあるレストランで朝食を食べる。2時間前まで食事を済まさねばならないのだ。
食事を食べ終えた時に、外を見ると空が明るいのだ。青空が見える。会場に着いた頃は快晴だ。天気予報はどうなっているのだ。
人が多い。この日4700人のランナー達が集まったのだ。
この内、1847人がハーフに参加だ。その内500人が40歳代で、600人が50歳以上。みんな元気なんですね。年配者の多い事に驚きです。
最後尾に位置してAM8:45スタート。
所沢シティーマラソンでは
第一関門所が11.23キロ地点にあり、一時間14分以内。
第二関門所は15.95キロ地点にあり、一時間47分以内。
第三関門所は18.68キロ地点にあり、二時間06分以内。
この制限時間内で走らなければバス回収となるのである。
ギリギリで第一関門所を通過。
10キロ以上は走った事がなかったのに、第一関門所と第二関門所の間にはきつい上りと下りがあり、ここでノックアウトとなった。
ここで先を走っている人間の姿が見れなくなってしまった。
第二関門所と第三関門所の間も第一関門所と第二関門所の間ほどではないがきつい上りと下りがあり、関門所の意味がようやく理解出来た。
先に第二関門所でアウトになった人が二人いた。一人は六十代の女性、もう一人は20代の男性。その六十代の女性は「2分オーバーしたのよ。残念だわ。もっと走りたかったのに…」と言っていた。
私の場合はもう完全にリタイアしたかったので、その言葉に唖然としていた。
結局14人そこでアウトになったようでバスで会場行きとなった。
それにしても関門所での扱いは非常に丁重でびっくりした。
でも、走った殆どの人は完走したわけで情けない気もした。七十代の人も何人もいたからだ。
敗れ去ったもののある種の充実感を残して、無謀なハーフ挑戦はこうして終わった。
でも走っている途中で受けた応援には感動した。暖かい所沢市民の応援には感謝である。また一緒に走った人との人間的な触れ合いもあった。第一関門の近くでは一緒に走っている人がギリギリのところにいる事を教えてくれた。談笑しながら第一関門を超えたのであった。
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