全てのソフトウェア技術者は自分が扱うソフトウェアがオープンソースである事を要求しよう。それがプライベートであろうと仕事であろうと。ソフトウェア技術者であれば、幸せはオープンソースからやって来る。
オープンソースは人を差別しない。金も持っていてもいなくても、社会的な地位があってもなくても、年齢が何歳であろうと、男であろうと女であろうと等しく接してくれるだろう。だからこそ、オープンソースは愛される。世界中の人に愛される。
また、オープンソースは開かれたソースであるが故に、万人に公開されている。開発者しか見れない、開発者しか分からないソースではない。開発の途上にあっても決して開発者一人ではない。開発メンバーは一人ではないのだ。開発者が出来なかった部分があったとしても、きっと誰かがやるであろう。
オープンソースはソフトウェアハウスだけが開発するものではない。ユーザーも含めて、それを使う万人が開発者になる。
だからこそ、オープンソースの開発は王道であり、最強なのである。地球上の如何なる企業も太刀打出来ないのである。
今までのソフトウェア技術者の最大の不幸はその仕事において孤独である事である。それは意味のない孤独を強いられているのだ。そして、つらい仕事を強いられているという事である。その愚かさに気づく必要があるのだ。オープンソースの事を知ったならば、まさにそれは自明の事である。
オープンソースに接する事で我々はそこから吹いて来る風を感じるだろう。「自由」という名前の風である。
オープンソフトウェアに全く触れていないソフトウェア技術者は、まずオープンソフトウェアに触れる事、そして使う事から始めなければならない。仕事で無理ならばプライベートでも良い。
使っているのがオープンソースであっても創り出すソフトウェアがオープンソースでない開発者なら考えるべきである。オープンソフトウェアについて知っているからである。その状況を変える事が出来ないとするならば不運と不幸を背負う前にそこから脱出した方が賢明である。
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