8月10日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第76期順位戦C級2組で後手番の108手で高見泰地五段に勝って順位戦3連勝。公式戦35勝目(3敗)を挙げた。デビュー戦以来の矢倉戦法だった。
4日の王将戦1次予選で菅井竜也七段に敗れ、翌5日には愛知県春日井市で行われた将棋イベントでの公開対局(非公式戦)で都成竜馬四段にも屈していたが、本局で“連敗”を脱出した形となった。
以前のような過剰なマスコミの追っかけは無くなったとは言え、彼の勝った負けたのニュースは相変わらず止まらない。たとえ中学生だとしても将棋界のみならず、ある意味この日本にとっても歴史的人物と言える彼の動向に今後も注目だ。
進学問題を抱えながらも今は中学生最後の夏休み安堵した一勝ではなかっただろうか。
8月15日、藤井四段、王位戦予選に登場
この日の対戦相手は小林健二九段。師匠の兄弟子だそうだ。午前10時から、大阪市福島区の関西将棋会館で対局が行われた。来年夏の七番勝負の挑戦者を決める戦いの初戦。120手で藤井四段が勝った。今年の七番勝負は現在、羽生善治王位と挑戦者・菅井竜也七段で争われている。
AbemaTVで対戦の様子を見た。序盤での藤井四段の桂跳びが見事に決まった感じであった。飛車と桂馬そして角での華麗な攻め「ひょっとして、ファンサービス?」と思ったが中々見応えがあったのだ。
週刊アサヒ芸能 2017年8/24号(8月7日発売)の付録に、藤井聡太四段の棋譜付き全解説が掲載されているそうだ。このような週刊誌に棋譜が掲載されるなんて珍しいんじゃないかな。藤井四段の扇子も再販売が開始されたそうで、注目度をアップしながら次から次へと繰り返される藤井四段の一手一手は将棋の盤面以外でも凄いね。
コメント