シルバー人材センターの新人研修で前会長から高齢者の生き方についてお話がありました。千葉大学の有名な多湖輝先生のお話と言われていように思うのですが記憶が確かではありません。多湖輝先生であるなら「頭の体操」の著書で有名な方で私も若い時に読んで衝撃を受けた事を覚えています。
まずは三つの居場所の話があって、家庭と職場と地域社会の中で、高齢者は居場所を失って行くケースが多いが、大切にすべきなのは「地域社会への貢献」で心掛けるべきは、きょうよう(今日用)がある人になる事でそれにはきょういく(今日行く)が大事というお話がありました。教養と教育が大切なのだけれど、、、実践するのに必要な事は何かというお話なのです。
それで、きょういくが出来ないと、きょうようが無くなり、次第に体力も無くなり簡単に転ぶようになる。そこで転ばないようにして下さいとの事です。一回転ぶと国家予算の200万から300万の無駄使いになるそうで人の迷惑そして国家予算の無駄使いになるからです。そして、転ばない為に一番良いのは1日に15回のスクワット3本だそうです。スクワットしながら健康を目指し為に生きる為に「地域社会への貢献」を祈念して、教養があって(今日用があって)教育(今日行く)を指しましょう!という話しです。
この話は一見単なる言葉遊びのように見えるが実はそうではなくて、本当に教養というものや教育というものの本質を説明しているところが実は凄いと思うのです。教養がある人に今日要が無い人はいないのである。そして、その教養がある人になるには教育が必要なのだけれど、今日行くが教育には不可欠なのだ。結局は「教養と教育」それこそが実は高齢者の目指すべき道とシルバー人材センターの前会長は言われていたのかもしれません。
ちなみに「教養」とは何かとウィキペディアで調べると「個人の人格や学習に結びついた知識や行いのこと。これに関連した学問や芸術、および精神修養などの教育、文化的諸活動を含める場合もある。」とありました。難しいですが、要は今日要がある「教養」のある人を訪ねて今日行く「教育」が今日要がある「教養」のある人になる一歩のようです。
コメント